ハローワーク求人募集からのブラック起業の締め出し!
現行の法令では、ハローワークへ企業側から求人申し込みがあった場合、原則としてハローワークは求人を断ることができなかったが、現在審議されている青少年雇用促進法が成立した場合、2016年3月からハローワークが新卒求人について、違法行為が確認されたブラック企業について、求人の申し込みを拒否できる事とする。
残業代不払いなどの違法行為を年間2回以上繰り返したり、セクハラで社名を公表されたりなどしたブラック企業については、ハローワークへの新卒求人申し込みを受け付けません。不受理の期間は違法行為が是正されるまでの間だけでなく、その後半年間も含める方針との事。
また、就職活動中の学生らから要請があった場合、離職率や残業実態などの職場情報を提供するよう企業に義務付けるとしています。
愛知・名古屋の皆様こんにちは!助成金特化型の名古屋熱田社会保険労務士事務所です。助成金を貰うためにも愛知・名古屋の中小企業の労務管理は大変重要となります。弊事務所の無料メルマガ等で最新情報を学んでおきましょう!
今回はハローワーク求人募集に関する情報です。
愛知・名古屋でハローワーク求人募集をしようと思った時、ブラック企業はハローワークからその申込みを断られる可能性があるとの事です。
助成金特化型の名古屋熱田社会保険労務士事務所からすると、真っ先に助成金への影響について考えてしまいます。
なぜなら、ハローワークを介して従業員を新規雇用する事で貰える助成金として、トライアル雇用奨励金と特定就職困難者雇用開発助成金と高年齢者雇用開発特別奨励金があるからです。
ブラック企業であると判断されて、ハローワーク求人募集を断られた場合、これらの助成金を貰えなくなってしまう可能性があるのです。
但し、現状ではハローワークが断る可能性があるのは新卒求人についてという事になっております。
特定就職困難者雇用開発助成金と高年齢者雇用開発特別奨励金は、対象労働者の大部分が高年齢者となっております。つまりは、新卒を雇用する場合には若者である為、直接関係はあまりないかもしれません。
そうなりますと、ブラック起業であると判断されて、新卒のハローワーク求人募集を拒否されてしまった場合に助成金上問題となるのは、トライアル雇用奨励金なのではないでしょうか。
トライアル雇用奨励金は新卒雇用でも使えるからです。
その為、トライアル雇用奨励金を積極的に活用している愛知・名古屋の中小企業は、ブラック企業であると判断されないようにする必要が出てきます。
もっとも、トライアル雇用奨励金で12万円を狙うより、就業規則を整え、キャリアアップ助成金の50万円を狙う事を、助成金特化型の名古屋熱田社会保険労務士事務所としてはお勧め致します。
愛知・名古屋の中小企業に、今回覚えておいて頂きたい労務管理は次の2点です。
1.トライアル雇用奨励金を積極的に活用するのではあれば、ブラック企業であると国(厚生労働省)から判断されないよう気を付ける。
2.トライアル雇用奨励金を積極的に活用しているのであれば、キャリアアップ助成金の50万円を活用するよう助成金方針を転換していく。
如何でしょうか。ブラック企業になりたくてなっている愛知・名古屋の中小企業は少ないかと思います。残業代を払いたくても払えない。しっかり払ってしまっては会社がつぶれてしまう。その様な場合が多いと思います。
しかしながら、国(厚生労働省)はブラック企業対策にどんどんと力を入れてきております。いつまでもブラックのままではいられないのが現状です。
助成金も活用してなんとかブラック状態から脱出し、ホワイト企業を目指してみる事をお勧め致します。
名古屋熱田社会保険労務士事務所は愛知・名古屋の中小企業様のご発展ご繁栄を応援しております!
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